映える風景にも種類はいろいろありますが、今回はレトロで美しい和風景をご紹介します。
その映えスポットはどこかというと、妻籠宿です。
妻籠宿では昔ながらの「和」の風景を体験することができ、落ち着いていてリラックスができる時間を提供してくれます。
和レトロな映えスポットを巡りながら、心を清らかにする旅行をしませんか。
こんな方におすすめ
- 美しい昔ながらの日本風景を見たい人
- レトロな空間で映え写真を撮りたい人
- リラックスできる旅行がしたい人
目次
妻籠宿の基本情報
妻籠宿というのは、長野県木曽郡にある中山道沿の宿場町です。
とにかく歴史が長く、妻籠宿公式ウェブサイトによると実に400年近く前から宿場町として機能していたのだとか。
歴史を守るためにも、妻籠宿は重要伝統的建造物群保存地区に指定されています。
建物そのものだけではなく、景観をも保存するために周囲の山々・木々までが保存地区に含まれているのもビックリ!
そのため、歴史的な建物が綺麗に残っていて、溢れる「和」を感じることができる空間です。
妻籠宿の映えスポット紹介
妻籠宿のどこが映えスポットなのかを紹介していきます。
映えスポット①街並み全体
正直、スポットが1つあるというよりかは街並み全体が映えます!
妻籠宿は町だけではなく、景観をも保存するために視界に入る山ですら重要伝統的建造物群保存地区になっているからです。
つまり、近代的な建物は映ることなく、どこから写真を撮っても映える風景が残ることでしょう。
浴衣を着てこの街並みの中を歩いてみたら、映え間違いなし!
映えスポット②妻籠郵便局
妻籠宿にある唯一の郵便局が、時代劇映画のセットかのようなレトロな建物でした。
重厚感ある木材で建てられた建物は、日本文化の美しさを感じられます。
この昔ながらの黒いポストはレトロながらも、モノトーンであることからなんだかモダンさも感じることができます。
映えスポット③脇本陣奥谷
妻籠宿では王道な観光地「脇本陣奥谷」ですが、王道になるのもわかるくらい歴史が詰まった建物です。
本陣というのは昔偉い人が泊まっていた宿のことであり、妻籠宿の脇本陣奥谷は国重要文化財に指定されています。
囲炉裏に日差しが差しているのが、特に映えスポットで多くのカメラマンも来るのだとか。(以下のツイートの映え写真を撮影できます!)
ポイント
囲炉裏の写真を撮影するためのベストタイムは11時〜13時くらいなのだとか
日本の建築美
— あっちゃん@iPhoneレタッチの人です (@acchan0831) January 19, 2020
【妻籠宿 脇本陣奥谷】
真ん中に光が差す時間帯が
一番綺麗でした。 pic.twitter.com/9BbPUQumAW
映えスポットというだけではなく、ここはサービスも素晴らしかったです。
脇本陣で働いている女性が脇本陣の歴史に関して説明をしながら最初の二間を案内してくださったのです。
お客さんが2人しかいなかったにも関わらず、その丁寧な説明には感謝してもしきれません。
そのおかげで、この建物がいつどのように使われていたのかを想像することができて、より知識が身につきました。
妻籠宿がリラックス旅行に適している理由
妻籠宿が歴史がとても深い宿場町であることは分かりましたが、それではなぜここが日頃の疲れを癒すリラックス旅行に適しているのでしょうか。
その理由を4つあげます。
理由①:大体のお店の営業時間が10時〜15時
普段住んでいる場所のお店が10時から15時までだったら不便すぎて発狂してしまうかもしれません。
しかし、リラックスする旅行をしたいなら話は違います。
お店の営業時間が短いからこそ、それ以外の時間はゆっくりと気兼ねなく休むことができるでしょう。
お店がやってると、せっかく旅行に来たのにゴロゴロするのは「もったいない」とついつい思ってしまいます。
でも観光しすぎて疲れてしまったら、リラックスするのと本末転倒ですね。。
このくらいお店の営業時間が短い方が、のんびりして自分と向き合う旅行には最適なんです!
理由②:すぐにそして簡単に観光できる
妻籠宿、端っこから端っこまで約1kmしかなく、歩いても10分ほどで行けてしまうくらいにコンパクトです。
そのため、歩きすぎてヘトヘトになるということはなく、身体をリラックスさせることができるでしょう。
コンパクトでも街並み全てがしっかり保存されているため、歩いているだけでも観光になります。
「小さい場所は観光できる場所が少ないから損」、「すぐ暇になりそう」と思っている方、騙されたと思って行ってみてください。
そして何より、のんびりする旅行では、ボケーっとする時間も旅行のうちだと思ってます。
観光しすぎるよりも、適度に観光して残りは休むのがのんびりです。
理由③:時間がゆっくりと流れている
私は年始めの1月6日に訪れましたが、ほとんど人に出会いませんでした。
人に出会ったとしても、時間に焦っている人は一人も見ませんでした。
猫も伸び伸びとしていました。
街全体がのんびりしているんです。
のほほんな雰囲気に浸ってみませんか!
理由④:和の落ち着きを感じられる
私が普段住んでいる家はフローリングの床ですが、妻籠宿では和室の畳の上でゴロゴロしました。
「和」はなぜだか心をリラックスさせる空間をもたらしてくれる、と思うのは私だけでしょうか。
この和をフルで感じられるのが妻籠宿であり、究極の落ち着きを体感できます。
私は民宿大吉に泊まりましたが、適度に和と現代の設備が融合していて、不便さなくリラックスできたのでおすすめです。
大吉に関しては詳しく記事後半で!
おすすめ旅行時期
もしのんびりを目的として旅行している人であれば、私と同様に年末年始に行くことをお勧めします。
なぜなら、閑散期で人が少ないからです。
人が少ないと、写真も周りを気にせずにいっぱい撮ることができるでしょう。
寒い冬に周囲を気にすることなく外を少し散歩して和の景色を堪能する。
そしたら、あとはぬくぬくと暖かい部屋で過ごす。
最高な休みじゃないですか?
もしいつもと一味ちがう妻籠宿を見たいのであれば、ライトアップなどのイベントなどをやっている時があるのでその時期に行くのがいいでしょう。
妻籠宿公式ウェブサイトには時期ごとのイベントがまとめられているので、その時期を狙っていくのもいいでしょう。
おすすめ旅行期間
妻籠宿を観光するためには、正直日帰りで十分です。
しかし、やはりのんびりできることが妻籠宿の魅力の1つでもあるので、ぜひ1泊2日はいて欲しいです。
1泊すれば、時間を忘れて過ごすことができます。
のんびり旅行には必須エレメントですね。
妻籠宿への行き方
妻籠宿へ行く方法としては、公共交通機関か車で行く方法があります。
個人的には車で行く方法を強くおすすめしますが、それぞれの方法を紹介していきたいと思います。
公共交通機関を利用する場合
公共交通機関を利用する場合は、以下のような方法があります。
どの方法を利用しても、基本的には日帰りを想定しています。
よって、朝早い時間帯と、お店が閉まる夕方の時間帯にバス・タクシーが集中しています。
名古屋に前泊して朝から出発したい人には、名鉄バスの高速バスを利用することがおすすめでしょう。(ただし春期間限定のため必ずウェブサイトを事前確認)
一方、朝一から行くのは面倒だったり、名古屋以外から行く場合はJR南木曽からバス・タクシーを利用するのがいいでしょう。
関東地方から行く場合は、新宿から「中央道馬籠」までは高速バスがあります(毎日運行)。
中央道馬籠宿から馬籠宿という隣の宿場町まではおよそ徒歩15分。そこから妻籠宿までは路線バスを使用することは可能ですが、計画をしっかりと立てないとバスを逃すことでしょう。
公共交通機関を利用して妻籠宿に行きたい場合は、事前に名古屋までは移動しておくのが安全でしょう。
注意ポイント
バスも1時間に大体1本くらいなので、時間を意識して計画立てましょう
車で行く場合
公共交通機関だと時間が明確に決まってしまうのに対し、車で行くとより自由度が高いので、やはりドライブで来るのをおすすめします。
公共の駐車場(有料)があるので、停められないという心配はないでしょう。
また、どこかの宿で1泊すれば、その宿の駐車場に停めることもできるでしょう。
詳しくは妻籠宿公式サイトを参照してください。
注意ポイント
冬は写真のように雪が積もるので、チェーンやスタッドレスタイヤは必須
妻籠宿での交通手段
徒歩移動!
それしかない!
端から端まで歩いても徒歩10分!
車を使うほうが面倒だぞ!
妻籠宿での宿泊事情
妻籠宿を観光するなら、ぜひ妻籠宿の中にある宿に泊まって、夜の提灯で静かにライトアップされているレトロな妻籠宿を味わってもらいたいです。
妻籠宿周辺にも宿はありますが、それらは車がないとアクセスは難しいでしょう。(車があるならOK)
しかし、主要の宿泊予約サイトに載っている妻籠宿内の宿を調べてみたところ:
妻籠宿内の宿の記載件数(2023年5月現在)
- じゃらん:0件
- 楽天トラベル:0件
- Yahoo!トラベル:0件
- Booking.com:0件
- Expeidia:0件
妻籠宿公式サイトに宿リストがありますが、そのリストを見る限り一般的な宿泊予約サイトにも掲載している宿はありませんでした。
注意ポイント
電話予約のみの宿が多いため、問い合わせてみないと空き状況がわからないところが多い
私はそのリストの中から、数少ないネット予約ができる民宿大吉を公式サイトから予約することができました。
そして実際に泊まった感想としては、ぜひこちらにまた泊まりたいと思うくらい好きになりました。
民宿大吉のおすすめ理由
①ネットから予約可能
民宿大吉は数少ないネットから予約ができる妻籠宿内の宿です。
公式サイトには空き状況がわかるGoogle Calendarが掲載されているため、予約可能かどうかが一目瞭然!
問い合わせフォームから希望宿泊日などを入力すれば、予約完了!
とてもシンプルで電話する必要がなし!
②清潔
建物は見るからに歴史ある建物で、「妻籠宿に来たーー!」感を醸し出しています。
それに対し、お風呂・洗面台・トイレなどの水回りは新しい設備を採用していて、とても清潔でした。
古いとどうしても長年の汚れなどが蓄積しがちですが、水回りが新しいのは個人的にとてもポイントが高かったです。
大吉おすすめ理由③:ご飯が美味しい
妻籠宿では、朝晩はお店がやっていないからこそ、朝ご飯と夜ご飯は宿で食べるしかないでしょう。
民宿大吉での夜ご飯は私にとっては非日常でした!
和が詰まったお料理と、普段用意することができないおかずの数。
そして木曽で有名な蕎麦も食べることができました!
メインのようなおかずがたくさんあり、食べ終わった頃には満腹感と満足感で満たされました。
そして何よりもおいしかったのが、妻籠宿でしか飲むことができない日本酒「鷺娘」。(別料金)
この日本酒がとてつもなく美味しくて、ついつい一人で1.5合近く飲んでしまいました。
自分へのお土産として買っていかなかったことを未だに後悔しています。
皆さんはぜひ妻籠宿内の酒屋さんなどで後悔する前に買っていってください!
大吉おすすめ理由④:必要なものは揃っている
旅行にはなるべく身軽に行きたいですよね。
そう思えば思うほど、宿で用意されている物が重要になってきます。
アメニティ類で宿にあったものは以下の通りです:
宿にあったもの一覧
- 歯ブラシ・歯磨き粉
- タオル
- リンスインシャンプー
- ボディーソープ
- ドライヤー
- 浴衣
- 湯沸かしポット(お茶用)
- テレビ
- Wi-Fi
要するに、大体の必要なものは揃っているので、あとは携帯の充電器と服を持っていけばOK!
部屋も他の人と共同部屋になることはないため、プライバシーを確保できます。
部屋に鍵をかけることができるので、安心して過ごすことができます。
また、車で行く方にとって嬉しいのが、駐車場もあることです。
車で到着したら、女将さんに駐車場の場所を伺ってください。
まとめ
ひたすらにのんびりに徹する旅行をするのであれば、妻籠宿がおすすめであることが伝わりましたでしょうか。
妻籠宿自体がコンパクトで、営業時間などが都会と比べて短いからこそ、自分のための時間を過ごすことができます。
ぜひ妻籠宿でのんびりとゆったりした時間を過ごしてみませんか。
妻籠宿から車で行ける絶景:白川氷柱群もぜひチェック!
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