絶景

【イエローストーン】旅行計画中の方必見!レンタカーの借り方からモデルコースまで紹介!

2023年2月18日

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イエローストーン国立公園はアメリカで人生に一度は行くべき自然の絶景だと思います。

しかし、日本からのアクセスが良くないからか、日本語での情報が極端に少ないと思ったのは私だけではないはず。

実際にイエローストーン国立公園にレンタカーで旅行に行ったみーこが、見どころは当然のこと、複雑な日本からのアクセス、レンタカーの借り方、モデルコースなどについて紹介します!

この記事を読めば、イエローストーン国立公園をどのように周るべきかの計画が立てやすくなることでしょう。

イエローストーン国立公園の基本情報

Mike GoadによるPixabayからの画像

イエローストーン国立公園は1872年にアメリカ初の国立公園として指定されました。

8,900平方キロメートル、広島県と同じくらいの広大な土地は、アメリカ中部のワイオミング州、モンタナ州、アイダホ州に跨っています。

雄大な自然を目当てに、国内外から年間400万人近くが訪れます

これほどの人を惹きつけるイエローストーン国立公園の魅力を次の章で紹介します。

イエローストーン国立公園旅行はなぜおすすめか

自然の絶景が見られる

筆者撮影:Grand Canyon of Yellowstone

日本ではなかなか見られないスケールの大きい自然絶景が見られます。

ひとつの国立公園に間欠泉、草原、渓谷など様々な種類の自然を見ることができるため、自然が好きな方には絶好なスポットです!

多くの野生動物を観察できる

David MarkによるPixabayからの画像

下記の見どころで詳しくのべますが、数多くの野生動物を観察することができます

自然の中で自由に生きている動物を見れるのはうれしいポイントですね!

イエローストーン国立公園の見どころ

イエローストーン国立公園には多数の見どころ・魅力がありますが、その中でも絶対に外せないものを紹介します。

① 間欠泉

イエローストーン国立公園が他とは違う最大の特徴は間欠泉が大量にあることです。

間欠泉というのは、定期的に勢いよく噴出する温泉のこと。脱線しますが、昔イッテQで出川が間欠泉でしゃぶしゃぶやってましたね。完全に熱湯です。

この国立公園だけで500近くもあり、なんと世界にある間欠泉の半分近くを占めているそうです。

Old Faithfulを撮影しようとしたら、背が低すぎて・・・

数多くの間欠泉スポットがある中、特に有名なのは規則正しい噴出時間を持つOld Faithfulです。

自然現象なのに規則正しい、観光客の味方のような間欠泉であり、予測噴出時間がウェブサイトやアプリで公開されています。

事前の計画が立てやすい見どころと言えるでしょう。

この勢いがいい間欠泉を間近でみなければ、イエローストーン国立公園に行ったとは言えないでしょう!

② 温泉

温泉は日本人には馴染み深いですよね。

イエローストーン国立公園にも無数の温泉があります。

しかし、ここにある温泉は入れません!観賞専用温泉です。

写真からも、湯気がモクモクと出ていることがわかるかと思います。

筆者撮影:Grand Prismatic Spring

数ある温泉の中でも特に有名で、多くの人が写真で見たことがあるのではないかという温泉がGrand  Prismatic Springです。

温泉のふちが虹を描いているようですよね。

この美しい虹色は、温泉内に住む無数の微生物が成している色です。

温泉は中心が熱く、淵に行くほど温度が下がりますが、その温度帯ごとに住んでいる微生物は異なるため、そこに住む微生物が持つ特有の色がリング状に表れているのです。

こんなにわかりやすく住んでる場所を表現できるなんて、微生物はとても面白く、自然の奥深さを感じます。

更に、写真でありんこのように見える人から、このGrand Prismaticの大きさがわかるでしょう。

全貌を見るためには、高台に上ることをおすすめします。

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ちなみに、ノースフェイスの四角いリュックにこの温泉がプリントされているのをみなさんも見たことがあるかもしれません。

イエローストーンに行ったらぜひ欲しいかばんです!

③ 渓谷

「グランドキャニオン」と聞けば、多くの人はアリゾナ州にあるあの有名なグランドキャニオンを思い浮かべると思いますが、イエローストーンにもあるんです!

その名も「グランドキャニオン・オブ・イエローストーン」(グランドキャニオンは「大きい渓谷」というシンプルな名前だから色々な場所で名前がかぶります)。

20万年前の熱い温泉によって浸食した岩肌が渓谷となったようです。

アリゾナ州にある赤っぽいグランドキャニオンとは異なり、こちらは黄色っぽいです。

実はイエローストーンという名前もこの渓谷の黄色い岩肌から来ているようです。

④ 草原

岩や温泉という生命が生きるには過酷な自然とは対照に、広い草原もイエローストーン国立公園にはあります。

日本ではなかなか見ることができないスケールで草原が広がっていて、特にHayden Valleyと呼ばれる場所が有名です。

草原には川や池などがあり、そこには多くの動物が集まるので、動物観察のチャンスでもあります!

多くの人がハイキングを通して体を動かしながら、自然の壮大さを体感しています!

おすすめハイキングコースなどはイエローストーン国立公園の公式サイトやアプリから参照できるので、ぜひご覧になってください。

動物

何といっても、自然がある場所だからこそ、動物も集まります。

バイソン、鹿、熊、キツネなどのたくさんの野生の動物が見られます。

私も実際に滞在中、これらの動物全てを一度は見ることができました。

これらの動物を目当てに来る人はとても多く、巨大な望遠レンズを持ち歩いているカメラマンも見かけます。

動物に近づくことは危険なため、双眼鏡を持っていって観察するのを強くオススメします。

イエローストーン国立公園のおすすめ旅行時期

おすすめ旅行時期は5月〜9月の間です。理由は以下です。

イエローストーンは5月〜9月がおすすめな理由

  • 気温が快適(日中は平均10~22℃、朝晩は0℃)
  • 全ての道路が開放されていて、雪道での運転を避けられる(冬は閉鎖されている道路もあります)
  • 真冬ほどの重装備はいらず、荷物が減らせる(真冬は-20℃まで下がります……!)
  • 多くの動物が活動している(冬は冬眠する動物もいます)

ただし、アメリカの夏休みは6月〜8月の3ヶ月間としている場所が多く、その時期は観光しやすいからこそとても混みます。

観光しながらも混雑を避けたいなら、5月9月がベストでしょう。

イエローストーン国立公園のおすすめ旅行期間

イエローストーン国立公園を観光するなら、イエローストーンで最低でも2泊3日は欲しいところです。

日本からの移動時間を含めると、行きと帰りに最低でもプラス1日ずつかかるので、全日程で4泊6日は欲しいところです。

私は、イエローストーン国立公園内・周辺で合計5泊しましたが、これで満足することができました。(私は4泊の後に乗り継ぎ地であるシアトルにも2泊しました)

もしハイキングやトレッキングなど長時間かかるコースにも行きたいのであれば、それに応じて時間を確保したほうがいいでしょう。

イエローストーン国立公園への行き方

イエローストーンは大自然の中にあるため、正直かなり不便な場所にあります。

そしてイエローストーン国立公園自体がかなり大きいので最寄りの空港へアクセスする方法は以下3つありますが、どれも日本からの直通便はありません。

  1. West Yellowstone Airport
  2. Jacksonhole Airport
  3. Bozeman Yellowstone International Airport

以上の表でまとめたように、West Yellowstoneはタイミングとスケジュールが合えばベストです。

空港名イエローストーン国立公園からの距離稼働便・時期おすすめ理由
West Yellowstone Airport西門まで車で10分夏季のみ営業
フライト数少ない
国立公園から近い
Jacksonhole Airport南門まで車で1時間アメリカ国内主要空港からの直行便ありグランドティトン国立公園内にあるため観光できる
Bozeman Yellowstone International Airport北門まで車で1時間半アメリカ国内主要空港からの直行便ありJacksonholeとは別曜日で別便が運航している

しかし、スケジュールの柔軟性が高いのは便数が多いJacksonholeとBozemanであり、日本から旅行に来る人に最もお勧めです。

それぞれ飛行機の値段や時間などが異なるので、スケジュールや予算に合わせて便利な方を選ぶのがベストだと思います。

イエローストーン国立公園での交通手段

イエローストーン国立公園はとても広大(広島県くらいの大きさ)であるため、徒歩で移動することはできません。

一方、公共の交通手段もないため、①レンタカーを借りるか、②ツアーに参加するしか交通手段はありません。

旅行の目的、予算、期間、準備に対して避ける時間、運転能力でレンタカー旅行かツアー旅行を選ぶべきかは大きく変わります。

以下表にメリットとデメリットをまとめてみました。

個人手配旅行ツアー旅行
メリット自由にスケジュールを立てられる
急な予定変更も可能
ツアーよりも値段が安い
効率よく観光できる
楽に周ることができる
ガイドによる案内がある
他の国立公園も回るプランもある
運転する必要がない
デメリット準備が大変
運転する必要がある
決められたスケジュールに沿う必要がある
期間や出発日が限定されている
個人で手配するより値段が高い

以上のメリットとデメリットを踏まえると、個人でレンタカー旅行がおすすめなのは以下の人です。

個人でレンタカー旅行がおすすめな人

  • 準備期間を十分に確保できる人
  • 運転ができる人
  • グループ旅行で行く人
  • 安く旅行がしたい人
  • ロードトリップがしたい人

ツアー旅行がおすすめな人は以下の人たちです:

ツアー旅行がオススメな人

  • 運転ができない人
  • 準備期間が確保できない人
  • ガイドなどの案内が欲しい人
  • 主要スポットが周ることができればいい人
  • 予算に余裕がある人

とにかくイエローストーンへの旅行は準備が1番大変だと思います。

なぜなら、使える空港が1つに定まっていないうえに、複数のホテルに泊まることになる場合が多いからです。

その準備を含めて楽しいと思える人は個人手配旅行、それができない人はツアーをおすすめします。

ツアー旅行を希望の場合

コロナ前は多くの会社がイエローストーン国立公園ツアーを提供していましたが、2023年末時点では2社しかありませんでした。(個人が行っているツアーは除く)

ひとつは日本からの添乗員付きツアーを提供しているクラブツーリズム で、5月〜9月でツアーを提供しています。

もうひとつはアメリカまでの航空券は自分で手配し、アメリカの空港に到着してからの現地ツアーを提供しているVELTRAがあります。

予算や前後の予定などを考慮してどちらかを選ぶのがいいと思います。

一方、ツアーとして提供していないものの、オーダーメイドの旅行を提供できる会社もあります。

好きなように移動手段や現地ツアーなどを組むことができるでしょう。

ウェブトラベルはオーダーメイド旅行を計画してくれる会社の1つなので、ぜひ相談してみるといいでしょう。

見積もりを申し込むこと自体はただですからね!

コロナ後の旅行業界は復活しつつあるものの、まだ海外旅行事業は完全復活ではないようです。

レンタカーを借りる場合

個人手配旅行を行う場合は、レンタカーを借りる必要があります。

ここでは、私が実際にレンタカーを借りた時の情報と注意点を紹介します。

借り方

レンタカーは上記空港であればどこでも借りられますが、レンタカー会社は異なります。

私はSkyscannerというサイトで複数レンタカー会社を横断的に調べ、最終的にAlamoのレンタカーを予約しました。

ネットで予約したら、あとは当日飛行場のレンタカーカウンターに行ってパスポートを見せるだけです。

すると、いろいろな確認事項を言われ(保険など)、デポジットを取られます。(クレジットカードの上限に注意)

最終的には車の鍵を渡され、自分で駐車場から車を探しに行きます。

実際に私が借りたレンタカー

以下に示した条件で借りて、合計で345$でした。(コロナ前です)

貸出期間1週間プラン(実際借りたのは4日+16時間半)
車種コンパクトカー(Nissan Versaまたは同等)
保険追加保険込み
レンタカー会社Alamo

注意点

  • アメリカで運転するためには国際免許証(かアメリカの免許証)が必要です
  • アメリカは左ハンドルです
  • 年齢次第では追加料金とられることもあるので、必ず規約を読むこと(Alamoでは24歳以下は追加料金ありでした)
  • クレジットカード社会なので、デポジットが払えるくらいの上限があるクレジットカードを用意すること
  • 日本のレンタカー会社みたいに一緒に傷のチェックをすることはないので、自分で傷のチェックを行って写真を撮ってください。

イエローストーン国立公園のチケット

基本的には2種類あり、7日間パスまたは年間パスがあります。

旅行で行く場合は7日間の人が多いと思いますが、アニュアルパスは7日間パスのピッタリ倍額なので、7日以上いる方は年間パスを買うのがいいでしょう。

更に、イエローストーン年間パスにプラス10ドルだけで、アメリカの国立公園すべての年間パスを購入することができます。

複数の国立公園に行く予定の方は全国立公園対象の年間パスのほうがお得な可能性があるので、ご自身の計画をもとに計算してみるといいでしょう。

車で入園する場合は車1台あたり、ツアーなどのバスで入園する場合は1人あたりの値段で徴収されます。

値段は公式サイトよりご参照ください。

イエローストーン国立公園でのおすすめ宿泊エリア

私はボーズマン空港からイエローストーン国立公園を北門から観光し始めました。

国立公園内にあるホテルは便利ではあるものの、国立公園が運営していて競争がないため、設備の割にはとても値段が高かったです。

しかも、ピーク時期はかなり部屋が埋まっているため、早めの予約がおすすめです。(私は旅行2週間前に予約しましたが、選択肢が少なかったです)

少しでも節約するために、移動日前後の1泊目と5泊目は国立公園外のホテルに泊まりました。

これらホテルは直接イエローストーン国立公園のサイトから予約したり、Expediaなどの一般的な宿泊予約サイトで予約しました(予約サイトが違うのは値段やポイントなどの都合上)。

1泊目:Super 8 by Wyndham

2泊目:Grant Village

3泊目:Head Waters Lodge & Cabins

4泊目:Canyon Lodge & Cabins

5泊目:Park Hotel Yellowstone

イエローストーン国立公園での旅程

これは私が実際イエローストーンに行った時に周ったプランです。

北から始まり、南で折り返し、また北へ反時計回りで戻るようなプランになっています。

1日目:Bozeman空港からホテルへ移動

2日目:Grand Prismatic Spring→ Old Faithful

3日目:Grand Teton National Park

4日目:West Thumb → Grand Canyon of Yellowstone

5日目:Hayden Valley → Mammoth Hot Springs

6日目:Mammoth Hot Springs → 空港

イエローストーンでは早朝に活動し始めると、より色々な動物や景色に出会えます。

筆者撮影:朝日

Hayden ValleyやMammoth Hot Springsで見た朝日は今でも美しい思い出になっています。

ぜひ朝日や夕日などの時間帯も考えて色々な場所に行ってみてください。

まとめ

以上をまとめると

  • イエローストーン国立公園は、間欠泉や渓谷など様々な自然に溢れている
  • 自然や動物が好きな人には特におすすめ
  • 運転できる人はレンタカーを借りるのがベスト
  • 予算に余裕があるならツアーが最も効率的

他にも海外旅行先を紹介しているのでぜひご覧ください:

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